White Rainbow

ある日、霧の中で幻のクマと1匹の野良猫が出会った。

幸せとクソの物語『誰かのせい?』

魔法使いさんは、森を歩き、木々の状態や森の様子を日誌に記しながら、ふと聴こえた声に耳を傾けていました。

 

声は、また怒りをぶちまけていました。
しかし、その怒りは自身には向けられず、魔法使いさんに向けられているように感じました。

 

「この森はお前のせいで終わりを迎えたんだ。お前のせいで…」


魔法使いさんは、息切れがしてきました。
その場にうずくまり、震えていました。

すると、青い羽根飾りが光って、もうひとつ別の声が聴こえてきました。


「どんなことがあっても、決して諦めてはいけない。魔法使いの心は、空と共にある。森との日々はきっと、君をその悲しみから光ある方へと導いてくれる。」


謎の魔法使いさんの言葉でした。

 

苦しみを感じながらも、魔法使いさんが仰向けに寝転ぶと、木々の間から見える空に泣き叫びたい気持ちになりました。


空は、大きな雲が風に運ばれて、流れていきました。

 

「やっぱり、ひとりじゃがんばれないや・・・。」

 

魔法使いさんの言葉は、空に流れる雲と同じように、運ばれていきました。


森に流れる滝のそばに、新たな妖精が姿を現しましたが、すぐに姿を消して、見えなくなりました。