White Rainbow

ある日、霧の中で幻のクマと1匹の野良猫が出会った。

幸せとクソの物語『悲しみの温もり』

魔法使いさんは、妖精たちと花畑で歌う、いつかの夢をみて、涙をこぼしながら目を覚ましました。

 

魔法使いさんは飛び起きると、急いで滝に向かいました。

 

 

滝には、妖精の姿はなく、コロボックルがいました。

 

「さっき、最後の妖精が挨拶をして消えていったよ。」

 

 

魔法使いさんは、叫びました。
何の言葉かも聞き取れない程に、叫びました。

 

コロボックルが止めるまで、叫び続けて、涙をたくさん流しました。

 

「妖精たちは、知ってたんだ。君に涙が返っていくのがどういうことか。それでも、妖精たちは君に涙が流れていく時を願っていたよ。」

 

魔法使いさんは、言いました。


「涙は…」

 

コロボックルがその後の言葉を繋げてくれました。

 

魔法使いさんの泣く声は、滝の音をかき消すように、空に届きました。