White Rainbow

ある日、霧の中で幻のクマと1匹の野良猫が出会った。

創作『Mr.Wave Man』

「私は、とんでもない真実を見つけてしまったのかもしれない。」

 

ある日、砂浜に落ちていた瓶。
中には、手紙が数枚入っていた。
男は、その手紙を読み解くことにした。

 


──私は数年かけて手紙をたくさん書きました。

それは、この最後の手紙を書くためだったのかもしれません。慣れない表現にとまどいながら、書いた数々の言葉は、時に私を笑顔にし、涙を自ら流すものでした。
私は、いつかあなたにもう一度会うときがきたら、たくさん話せる方が良いと思い、その内容を選んでいました。それが最後の再会で、二度と話すことはなくても。

楽しく話せればいいと思いました。


私が人生で得られたものは、言葉でした。
それを使って、表現できる喜びを手に入れて、私はあなたにその喜びを伝えようとしました。喜んでくれると思いました。
けれど、現実は空想のように甘くはない。


私は、気づきました。


私の願いはいつも叶わなかった。
それは、人生において当たり前に、本当に願ったものはひとつも。

「私の気に入らない人間がいなくなりますように」「私のことを1番大切にしてくれる人の存在」「私は誰かに泣いてもらえるだろうか?」

このどれも、ある星に願ってしまったがために、叶わないことを知った。私は、皮肉にも自分の言葉を伝えることを手に入れて、それを最も伝えたい相手に、それが伝えられないという涙を知った。

ついでに、気に入らない相手は、この言葉の力によってさらに増えた。そして、最後の願いは私が去ることを意味する。生きてるうちは叶うかわからないものだった。

 

私は、相手にも望んだものがあった。
「好きな人以外に優しさを見せない人」
私は、話している間に気づいた。
…相手には他に好きな人がいる。
私は話すのを少しずつやめた。
間隔をあけ、言葉をためらい、相手からの話を待った。

 

そして、会話は何もなくなった。

 

再会は、果たされた。
そして涙と共に消え去った。
あなたは、私の理想。

ただ、その瞳に私を映さないだけで。

 

何の意味もなかった。
今は、そう思って書いている。
けれど、いつか誰かに知ってもらえるのだろうかと書くことにした。

 

私のたったひとつの…

 

ここで手紙は読めないくらいに滲んでしまっていた。
男は、あらゆる手段で読もうとしたが、手紙の風化がひどく、これ以上の損傷は手紙自体の消失になると言われ、断念。

 

そこで、男は手紙に返事を書くことにした。
始めは、好奇心だった。そして、同情や共感。
人としての優しさもあったのだろう。

 

男は、書いた手紙を海に流した。

 


…遠い海の果て。
ひとつの瓶がやってきた。

 

 

ふたりが会える日は、きっと時のイタズラ。

 

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これは実話ではなく、私の空想です(* ॑꒳ ॑* )

書いている内に、時を挟んで自分に書いているひとりの男が浮かびましたが、それでは不毛なようで、また電源を( --)o-( *゚ロ゚)-OFF!されてしまったので、結末を変えました。

タイトルは、最後の文からにしようと思ったけど、英語の歌で好きな歌があったので、オマージュしました。

 

✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝ ♪Mr.ポストマン レターフロムミー!の波版。