White Rainbow

ある日、霧の中で幻のクマと1匹の野良猫が出会った。

幸せとクソの物語『声の正体』


「おまえなんかいなければ...」

よくしゃべる声に、コロボックルは手を焼いていました。
だんだん吐き気がしてきました。


すると、光がふわりと舞って、まるでコロボックルを導いているようでした。
コロボックルが後を追っていくと、秘密の魔法使いさんがいました。

コロボックルは、ゴミを拾ってきたことを伝えて、両手にゴミを広げてみせました。
秘密の魔法使いさんは、魔法で消し去りました。
コロボックルは、なんだかホッとしました。

秘密の魔法使いさんは、今日は飲み物もあると言って、いつものクッキーと一緒にお茶を渡しました。

コロボックルは、不思議な香りにさっきまでの吐き気がなくなっていくのを感じました。

秘密の魔法使いさんは、その様子を見ると、森にいたコロボックレという卑しいアイツの存在を話し始めました。

コロボックルには、ビックリするようなお話でした。
その存在が信じられないという様子で、秘密の魔法使いさんの話に耳を傾けていました。

秘密の魔法使いさんは、コロボックルがアイツと戦っていたことを話せませんでした。
そのおかげで森は守られていたけれど、そのせいで森は一度死を見ることになった。
また、コロボックルがいなくなるかもしれないという不安と悲しみが秘密の魔法使いさんにはありました。

「僕は、この森に生きていることを教わってる。いつか僕にもあのゴミを消すことができるかもしれない。そのときは、君に見せにくるよ。」
コロボックルは、笑顔で言いました。

秘密の魔法使いさんは、クッキーをひとかじりして、驚きました。

「しょっぱい!」

コロボックルは、秘密の魔法使いさんを見て笑いました。

「いつもしょっぱいよ。」

秘密の魔法使いさんは、首をかしげながら不思議そうにしていました。

秘密の魔法使いさんが作るクッキーは、謎の魔法使いさんがのこした本を見ながら作ったものでした。
その本は、HAPPY or UNHAPPY!と書いてありました。

この不思議なクッキーがふたりを彩っていきます。