White Rainbow

ある日、霧の中で幻のクマと1匹の野良猫が出会った。

幸せとクソの物語『心のあらわれ』

秘密の魔法使いさんの傷がカサブタになりました。
コロボックルが届けてくれていた木の実は、傷によく効いて、薬のような役割を果たしました。

コロボックルは、再び森のゴミ拾いを開始しました。
魔法が使えたらと思うことが増えて、見よう見まねをしてみても、なかなかうまくはいきません。
いつも、小さな花火があがってしまうのです。
ゴミを消し去る魔法には、ほど遠いものでした。
それでも、秘密の魔法使いさんは拍手をしてくれました。

「魔法は心を生み、心から魔法は紡ぎ出されていく。それは、あなたの心の表れ。」

コロボックルは、秘密の魔法使いさんから一冊の本を借りました。

花火の本でした。
いろんな花火をみて、コロボックルはとても嬉しくなりました。
その中で、気になる花火がありました。

線香花火と書いてありました。

小さな花火は、キラキラと輝いているように見えました。
コロボックルは、その様子に心を奪われました。

いつの間にか、辺りにはいくつもの小さな光が灯り、暗く寂しい夜を彩るようにたくさんの光の花を咲かせました。